ティアック VRDS-10 CDプレーヤー メーカー希望小売価格¥150,000(税別)発売1992年
エソテリックブランドで看板技術のVRDSを搭載したトランスポートなどを出していた同社が、初めてティアックブランドで出したVRDSメカ搭載CDプレーヤー。
ターンテーブルに高質量・高密度アルミダイキャストを使用しており、これを支えるブリッジには新設計の肉厚補強リブ構造を採用するなど、これまでにない安価なゾーンでのVRDS採用へのノウハウの追求が見られます。VRDS-10はドライブ部はVRDS-50あたりまでと基本同じ物でトラポとしては優秀という話も聞きます。
DACはこれまた当時人気のフィリップスの1bit SAA7350+TDA1547(つまりDAC7) X2のディファレンシャルモード。デジタルフィルターには20ビット8倍オーバーサンプリングデジタルフィルターを搭載。人気の25系とは明らかに違う系統。
当時として、また価格からしても結構充実した機種なように思います。ただ、音に関してはソリッドなVRDSにDAC7は合っていないのではないか?という人もいるようです。価格のせいかバランス出力はありません。
のちに改良型のVRDS-10SEが登場しました。
ヤフオクの中古は動作品もジャンクも4万円くらいのようです。クロック換装の改造品もあるようですので注意。
ヤフオク中古取引例
41,500 円 16 3月23日 動作品 2009年10月にローディングモーター等交換し、各調整を行った
40,510 円 25 3月18日 トレイ開かずジャンク。
ヤフーオークション ティアックのvrdsシリーズのCDプレーヤー
仕様など
SN比 110dB以上(1kHz)
ダイナミックレンジ 99dB以上(1kHz)
全高調波歪率 0.0013%以下(1kHz)
ワウ・フラッター 測定限界以下(水晶発振精度)
チャンネルセパレーション 110dB以上(1kHz)
出力:アナログ1 デジタル 同軸・光各1
消費電力 18W
外形寸法 幅442×高さ149×奥行331mm
重量 10kg
:CDプレーヤー:TEAC
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